blog index

一日一喝

20で神童30で才子
40過ぎればヤバいひと
総来訪者
本日昨日
<< 都市計画法改正 | main | ゆく年来る年 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
だれがいちばんわるいのか
R30さんのコメント
> 公の領域にお金のかかる手のかかる問題をすべて置き去りにして、経済性のあるものだけ引きつけようという人工の街モールは、既存の街に置いてしっかり税金を納めろ

というくだりですが、例えばベイシアの土屋社長のお話とか聞くと「公の経済性を無視した商行為をやってるのは、むしろ中心市街地で税も払わずにしがみついてる中小商店主や、土地の含み益を狙って非効率な大規模店舗をバカスカ作った○イエーとかのほうだ」って言い分で、それはそれで正論だと思うのですが、並河先生はどう思われますか?


 まあ、Aさんがアレをしているなら、Bさんが別のアレをしてもいいという話じゃないだろうという定番リプライになるわけですが。

 私の家のすぐ近くにハッピーロード大山というアーケード商店街があるんですが、
http://www.haro.or.jp/
 商店街内で自転車置き場に使っていた区有地に商店街会館を建てて、なんとその1Fに自分で食品スーパーを誘致してしまいました。既存1店舗とあわせて、ふたつの食品スーパーのポイント券を自分たちのカードポイントとして受け入れています。
http://www.toshinren.or.jp/kan/kan064.htm
http://www.haro.or.jp/cgi-bin/card.cgi
 ここまでやっても歯抜けは完全には防げません。デイショップに貸している店舗もありますが、自分たちでこんなこともやっています。
http://www.haro.or.jp/shotengai/images/fureaiopen.pdf
 板橋区と姉妹提携した市町村から会費を取って家賃をまかない、それら市町村の特産品販売で店員の人件費をまかなって、損しない程度の(がんばりすぎると商店街の同業者が困る)運営を目指しているとか、ヨソサマの取材に商店街の方が答えているのを横で聞いてました。そうした市町村が自腹で販促イベントを打ってくれて、客寄せになるのが商店街にとってはありがたいのだとか。いやこの年になって生カラスミ(長崎市のイベントで販売)なんか初めて食いましたよ。
 動く人たちがいないと中小だろうがなんだろうが回らないのは同じだと思います。制度をつぶすことにはエネルギーが要りますから、役所の中でそういう業務整理に(抵抗勢力を撥ね退けるに足るだけの)エネルギーがなかなか集まらないと。青島知事は都庁職員しか与党がいない中で、ごみ処理の区への移管問題にとにかくカタをつけたのは地味に偉いと今でも思っています。
 現場でちゃんと火を吐く政策評価が出来るヒトと枠組み(カネはそんなに問題じゃないと思いますが)が、まだブログで噂話をあおる程度のことしか出来てないということでしょうか。もっとも総務省評価局は地味に侮れない現場知識を持っているという話ですから、上から順々に政策評価で脅す流れになるでしょう。別の商店街運営に携わる知り合いが、最近市役所がすっかり萎縮して、出してくれていたお金も出さなくなってきたとこぼしていました。
 隣の中板橋商店街では、大東文化大が頑張っています。
http://www.mainichi.co.jp/life/kyoiku/edumail/archive/university/200508/24-01.html

 ダイエーのほうは、どうでしょうね。いわゆる低金利政策の取られた高度成長期に「借りたら勝ち」でどんどん借りて利子を損金参入して、利益を出さずに業容拡大していった大企業は別に流通に限りません。電鉄系不動産などの含み益産業も流通以外にむしろ広がっていたと思います。いまにして思えば1980年代前半から直接金融の道が次々に開けて、資本コストに見合わない業容拡大は損になる、というスジがあったはずなのですが、物価安定の中で地価だけは(実需の伸びも一定の説明力を持つ環境下で)上がり続け、それが見えにくくなりました。バブル形成→崩壊と金融自由化・金融市場開放が並行して進んだので、後者に対する発想の切り替えが遅れたでしょうが、ともかく流通に限った話ではないだろうと思います。
 日本の場合、売上高リベート規制があまり効いていないので、JIT納品に端を発する製販統合が生産システムの革新に進むまで、小売と製造がくっついているメリットはあまりなかっただろうと思うのです。アメリカだとプライベートブランドを作らないと数量割引を受けづらいところですが。むしろダイエーが松下にテレビでけんかを売ったような、メーカーに対抗するガルブレイス流の行動パターンがかっこ良かったでしょう。
 ところが、これまたバブル崩壊と並行して、「安く売る」から「安く売れるよう作る」に安売りの姿が変化しました。そうなるとたくさん並べた巨艦店の優位があまりなくなって、得意なカテゴリに特化した店や最寄品主体の小さなスーパーが有利になります。旧タイプの安売りがうまく行っていた分だけ、傷も深かったかもしれんですね。
| 並河 永 | 時事・議論 | 12:23 | comments(0) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 12:23 | - | - |
コメント
コメントする


この記事のトラックバックURL
http://hnami.jugem.cc/trackback/214
-
管理者の承認待ちトラックバックです。
| - | 2008/11/09 3:57 PM |
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

bolg index このページの先頭へ